受講者及び認プロ関係者の方へ

2.認知症症候学

各講義の紹介

ライフサイクルにおける老年期の特性をふまえて老年期の精神障害の発症機序を解説する。また老年期精神障害の特徴を述べ、そのことが障害の診断や治療において重要な手掛かりを提供しうることを解説する。

第1回 認知症の中核症状とBPSD
講師 上原隆
所属 金沢医科大学精神神経科学
講義内容 認知症の中核症状(記憶障害、失語、失行、失認、実行機能障害などの認知症状)と認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)について、その基本を学ぶ。

第2回 老年期の精神障害と認知症
講師 川﨑康弘
所属 金沢医科大学精神神経科学
講義内容 老年期は安定した精神状態にあるとされるが、他の年齢層に比較して精神障害の患者数が多いのも事実である。ライフサイクルにおける老年期の特性をふまえて老年期の精神障害の発症機序を解説する。また老年期精神障害の特徴を述べ、そのことが障害の診断や治療において重要な手掛かりを提供しうることを解説する。

第3回 老年期の気分障害と認知症
講師 北村立
所属 石川県立高松病院
講義内容 臨床でしばしば経験する、うつ病性仮性認知症、うつ病と認知症の中間的な状態、拒絶や介護抵抗として現れる抑うつ、アパシーと抑うつの見分け方、認知症に伴う躁状態について症例を示しながら解説する。

第4回 老年期の不安障害、睡眠障害、せん妄と認知症
講師 田中悠二
所属 福井大学医学部病態制御医学精神医学
講義内容 高齢者では、生理身体機能の低下、身体疾患に伴う心身機能の病的な減衰、離別や死別、社会的孤立、経済状況の変化といった多種多様な状況の変化が起こる。それに伴い不安症状や睡眠障害が多く見られる。高齢者の不安障害や睡眠障害について、他疾患との鑑別も含めて学ぶ。 高齢者では慢性的、潜在的に脳機能が低下しておりせん妄が生じやすい。せん妄の準備因子、促進因子、直接因子について、アセスメントと対応方法について学ぶ。

第5回 軽度認知障害
講師 未定
所属 金沢大学附属病院神経内科
講義内容 軽度認知障害の概念を理解し、軽度認知障害の分類、その背景疾患について画像や生物学的マーカーを含めた診断、治療法の選択、認知症への移行について学ぶ。

第6回 認知症高齢者に合併しやすい身体症状とその対応
講師 大黒正志
所属 金沢医科大学高齢医学
講義内容 認知症高齢者に合併しやすい身体症状や周辺症状とその対応について学ぶ。